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2.糖尿病や心臓疾患予防と穀類食物繊維の重要性

 食物繊維が人の健康に重要な役割を果たしていることは、多くの研究から明らかにされてきました。最近欧米諸国では食物繊維摂取と糖尿病や心臓疾患の発症と食物繊維摂取の関係に関する疫学研究(大勢の人、時には何十万人を対象として病気などの発症と食事の関係を明らかにする研究)が報告されるようになってきました。残念ながら、わが国では食物繊維についてこうした研究はほとんど行われていません。現在は米国やヨーロッパで研究が進んでいます。
 米国で行われた疫学研究では、血中の総コレステロール、LDL-コレステロールは食物繊維の摂取量が高いほど低くなることを示しています(7)
 フィンランドにおける研究では、食物繊維摂取量の多いグループでは糖尿病発症が低くなることを示しています(8)。とくに穀類からの食物繊維摂取量が発症率の低下に影響することが示されました。
 米国では心臓疾患の発症と食物繊維摂取量の関係についての10の疫学研究をまとめた結果(メタアナリシスという)が発表されています(9)。その結果では、穀類や果物からの食物繊維の摂取が心臓疾患発症率を低下させることを明らかにしています。
 このように食物繊維の摂取は主要な生活習慣病の予防に有効であることが示されています。とりわけ、穀類からの食物繊維の重要性が認識され、欧米諸国では政府の発表する食生活(食事)指針の中で、精白しない穀類の摂取を推奨しています(10)。穀類をたくさん食べることによって脂肪の摂取を減らすことが第一の目的です。それと同時に精白しない穀類は食物繊維を豊富に含んでいます。わが国の食生活指針では、お米を食べることを推奨しています(11)が、精白しない穀類を食べることにまでは及んでいません。食物繊維をどのように摂るのかを示すことが今後の課題ではないかと思います。

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引用した文献
(7)JL. Tillotson, GA. Grandits, GE. Bartsch, J. Stamler: Chapter 11. Relation of dietary fiber to blood lipids in the special intervention and usual care groups in the Multiple Risk Factor Intervention Trial: Am. J. Clin. Nutr. 65(suppl), 327S-337S(1997)
(8)J. Montonen, P. Knekt, R. Jarvinen, A. Aromma, A. Reunanen: Whole-grain and fiber intake and the incidence of type 2 diabetes: Am. J. Clin. Nutr. 77, 622-629(2003)
(9)MA. Pereira, E. O’Reilly, K. Augustsson, GE. Fraser, U. Goldbourt, BL. Heitmann, G. Halmans, P. Knekt, S. Liu, P. Pietinen, D. Spiegelman, J. Stevens, J. Virtamo, WC. Willett, A. Ascherio: Dietary fiber and risk of coronary heart disease―A pooled analysis of cohort studies: Arch. Intern. Med. 164, 370-376(2004)
(10)並木正吉著:欧米諸国の栄養政策―拝啓と問題の焦点:農文協、1999年2月25日発行
(11)田中平三、坂本元子編:食生活指針:第一出版、平成14年11月25日発行
 
 
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