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3.大麦で糖尿病予防

1)大麦はグリセミックインデックス(GI)が低い!(1)
 カナダトロント大学のJenkins教授は、食品の種類によって食後の血糖値に違いがあり、これを白いパンを食べた時を100として血糖値のカーブの面積の大きさを比較する方法を提案しました。これはグリセミックインデックス(GI)と呼ばれています。最近このGIが世界的に関心が高まり、多くのデータが集計されて表にまとめられました。この中から、健常者で測定された穀類食品の数値を図1としました。図1のように大麦の食後血糖値が穀類の中ではもっとも低くなっています。
  私たちが食事をすると、糖質は消化されて、小腸から吸収され、ブドウ糖として血液中に移行してきます。これが血糖値です。血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、体内の細胞に血糖の処理を指示します。その結果、食後30分くらいから血糖値は徐々に低下します。ところがU型糖尿病ではインスリンの不足や効き目が低下して、血糖値が下がらなくなります。糖尿病はいつも高血糖が続くことから始まりますから、日常的にGIの低い食品を摂取するように心がければ、糖尿病は予防できます。また、食後の血糖値が高い人では動脈硬化を起こしやすいといわれています。

2)日本人においても大麦の食後血糖値を確認(2)
 佐藤先生らのグループ(名古屋大学)は、正常な人とU型糖尿病患者に大麦、精白米、ブドウ糖を投与して、食後血糖値の変化を測定しました。その結果は図2,3に示します。正常な人でも糖尿病の人でも食後血糖値が大麦では極めて低いことが分かります。
  このとき同時に測定したインスリン量は正常な人では精白米やブドウ糖摂取のときに比べて半分でした。少ない量のインスリンで血糖の処理ができることは、インスリンの効き目が良いことを示しています。糖尿病患者ではインスリンが低い傾向は見られましたが、有意ではありませんでした。


3)受刑者の糖尿病改善(3)
 わが国では昔から刑務所では麦飯が主食となっています。Hinata先生らは109人の男性U型糖尿病受刑者が、刑務所生活によって血糖値やヘモグロビンA1c(長期の血糖値の変化をしめす指標)が大幅に改善することを確認しました。規則正しい生活と麦飯の効果と考えられました。
  海外でもU型糖尿病患者での大麦による血糖値改善が報告されています。


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引用した文献
(1)K. Foster-Powell, S. H. A. Holt, J. C. Brand-Miller: International table of glycemic index and glycemic load values:2002, American Journal of Clinical Nutrition, 76巻、5-56(2002)
(2)佐藤寿一、大沢功、服部温子、押田芳治、佐藤祐造:食物繊維の糖代謝に及ぼす影響―――健常者と糖尿病患者を対象として―――、総合保健体育科学、13巻、75-78(1990)
(3)M. Hinata, M. Ono, S. Midorikawa, K. Nakanishi: Metabolic  improvement of male prosonners with type 2 diabetes in Fukushima Prison, Japan, Diabetes Research and Clinical Practice, 77巻、327-332(2007)
 
 
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