大麦食品推進協議会
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『第2回 大麦食品シンポジウム』
-北陸農政局・大麦食品推進協議会共催-


●講演

「大麦という作物」

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
中央農業総合研究センター
大麦研究北陸サブチーム 研究員 中村恵美子

大麦とは?
麦の仲間には小麦、大麦、ライ麦、燕麦(オーツ麦)があります。小麦はパン・ケーキ・うどん・ラーメン・スパゲッティ・マカロニなどに使われています。一方、大麦は麦ごはん・麦茶・ビール・焼酎・味噌などに使われています。
大麦と小麦は共にイネ科の植物で、似ているけれど別の植物です。似ているところは、秋に種を播いて5〜6月に収穫するところ(北海道では春に播いて初秋に収穫)、食べる部分が穂の部分であるということです。違うところは、多くの大麦は小麦よりもしっかりした芒(ぼう・のぎ)を持っていること、大麦は小麦より収穫が1週間ほど早いこと、小麦にはグルテンという粘りを出すタンパク質がありますが、大麦には粘りを出すタンパク質はありません。
大麦の草丈は60cm〜1mくらいです。茎はまっすぐに立ち、茎の先に穂ができます。葉は細長く1枚ずつ出てきます。開花して子実が熟するのに35日くらいかかります。

大麦の生産状況
大麦は紀元前8世紀ごろ中近東(今のイラク)で栽培され始めました。エジプトのミイラの胃からも大麦が発見されています。日本には紀元後1〜3世紀(弥生時代)に伝わりました。
大麦は小麦、イネ、トウモロコシに次いで世界第4位の穀物です。世界で1億4150万トンの大麦が生産されています(FAO 2003年)。世界で最も大麦を生産している国はロシアで、次いでカナダ、ドイツ、フランス、スペイン、オーストラリア、トルコ(ここまでで世界の生産量の50%以上)の順になります。日本では世界の生産量の0.13%を生産しています。
日本では年間18万3千トンの大麦を生産しています。このうち二条大麦(主にビール・焼酎に使われる)が67%、六条大麦(主に麦ごはん・麦茶に使われる)が26%、はだか麦(味噌・麦ごはん・焼酎に使われる)が7%となります。
日本の六条大麦の生産の47%が北陸で賄われています(農水省 2006年)。そして、その多くが麦ごはん用に使われています。実は国産の麦ごはん用の大麦は不足しており、「もっと生産して欲しい」という要望があります。
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