大麦食品推進協議会
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『第2回 大麦食品シンポジウム』
-北陸農政局・大麦食品推進協議会共催-


●講演

「おいしい麦でげんきになろう!」

麦ごはんの会会長
料理研究家 枝元なほみ

麦ごはんの会について
こんにちは。枝元と申します。よろしくお願いします。
普段は料理を仕事にしているので、人の前でお話しするのはなかなか苦手です。でも、包丁とまな板が目の前にあると、ずいぶん気持ちも落ち着きます。
さて、私は麦ごはんの会の会長をやらせていただいています。麦ごはんの会でどういうことをするのかというと、麦ごはんを食べる(笑)。皆で麦ごはんを食べていこう、麦ごはんを広げていこうということをやっています。
きっかけはというと、家でごはんを炊く人が少なくなり、食生活も変わり、すごく危機感を持っていました。そうだとしたら「もう一度台所へ来て料理を作ってください」「自分で料理を作るといろんないいことがありますよ」と。その中で身体にいいものを自然に摂っていけたらいいなあと、麦ごはんを広めることを始めました。

麦とろの日について
私たちの食事の内容を見ますと、昭和30年代に比べると脂質の量が5倍以上に増えているというデータもあるそうです。どんどん食生活も変ってきており、そんな中でもう一度麦ごはんの良さを見直していこうと思います。
麦ごはんを食べていただくためには、どうすればいいかと考えていました。皆でいろいろと相談している時に、「麦とろの日というのを作って、お家で麦ごはんを炊いてもらえば、すごくいいんじゃないか」ということを思いつきました。画期的だと私は思ったんですけど、麦とろの日というのを作ろうと思い付いたんです。それで、私が会長になって「食べてくださいね」「作ってくださいね」というのをやっています。語呂あわせで、6月16日を麦とろの日して、記念日登録して、いろんなところで運動しています。

麦トロの一番いいところは、食物繊維が摂れる、それからカルシウムが摂れるという栄養的にいいことと、麦ごはんさえ炊けば、後はとろろをすりおろすだけで簡単な一品料理ができるところです。

土用の丑の日には夏バテの防止にウナギを食べますが、ウナギを食べる習慣を作ったのは、江戸時代の宣伝販売の一つの方法であったという話を聴いたことがあります。
だとすると、麦ごはんの麦とろの日は、土用の丑の日を越えようと思いました。それで10年計画で、今年は6年目で、皆で先を危ぶんでいますが(笑)、10年後には土用の丑の日と同じくらいに、今日は麦とろの日だから、皆で麦ごはんを作ろうというようになるといいと思っています。

麦とろを私が特によいと思うのは、食物繊維やカルシウムが摂れることもありますが、油分を使わないというのがよいと思います。
一昨年ぐらい、どっちの料理ショーという番組で、麦とろとウナギが対決して、その時、無事麦とろが勝ちました。日本人のDNAで食べ物を記憶しているところで、おいしい記憶があるんじゃないかと思います。ちなみにいろんなところを旅行するんですが、長いもやとろろのような、粘ったものを食べられるのは、アジア人ぐらいのようで、アメリカやヨーロッパに行くとあまり粘りのあるものを食べないです。
そんなわけで、6月16日の麦とろの日には、いろんな場所でイベントをしています。

麦とろの作り方
■麦ごはんの炊き方
お米を3カップ、麦を1カップ別々に用意します。麦は押麦でも米粒麦でもいいです。分量は変えても大丈夫です。
お米は水で研ぎ洗いし、同量から1.1倍の水を加えます。麦はさっとすすいで2倍の水を加えます。それを混ぜて炊飯器にセットします。お米の量、麦の量が変っても大丈夫です。麦は1時間ほど吸水させた方がふっくりと炊き上がります。麦とろのほかにカレーライスなどにも適しています。

■とろろの簡単なおろし方
山いもの皮を剥き、厚手のビニール袋に入れます。しっかり封をして丸い棒(すりこ木など)で叩き潰すと出来上がりです。多少の大小があっても大丈夫です。

■トッピング麦とろ
麦とろにトッピングすることで、さらにおいしい料理になります。
<作り方>麦とろにトッピングするだけです。トッピングに用いる材料は小さく切り刻んで使います。冷蔵庫にあるものを上手に使いましょう。
マグロ、カツオ、明太子、ウナギ、梅干、実山椒の佃煮、たくわん、柴漬け、きゅうり、水茄子、青紫蘇、茗荷 など

■麦とろ茶漬け
お酒を飲んだ後にも、すごくおいしくいただけます。
<作り方>麦ごはんにとろろをかけて、さらに薄く塩・醤油を加えた出汁をかけて出来上がり。

■冷汁麦とろ
冷汁は宮崎県の郷土料理です。
<作り方>
すり鉢にアジの干物を焼き、ほぐしたものを2枚入れます。それに白の煎りゴマを大さじ5杯くらい入れ潰します。さらに味噌を入れて混ぜます。ペースト状になったところで、ゴムベラを使ってすり鉢にこすり付けます。すり鉢を裏返しにし、ガス火で焼きます。こんがりしてきたら火を止めます。すり鉢を上向きに戻し、おいしい水を加えて練り戻します。
ここに、刻んだきゅうり、青紫蘇、茗荷、葱ととろろを加えます。
これを麦ごはんにかけて出来上がりです。

枝元なほみさんが会長をされている「麦ごはんの会」のホームページはこちらです。
http://www.mugigohan.com/top.html
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